リトルリーガーズショルダー

野球全般

ケガのタイミング

ありがたいことに夏の大会の背番号をいただいた長男ですが
試合前日の練習でまさかのケガ!

それも肉離れ!
最悪の展開にガッツリ説教喰らわせました。

チームにどれだけ迷惑をかけてるのか?
それが今ひとつ理解できていない様子でした。

診察の結果は
それほどひどい状態ではない
ということでしたが当面は安静です。

ところが長男は「投げれる」から問題ない!
と思っていました。
「投げる」「投げない」のところは
正直、どちらでもよくて
監督の判断に委ねていましたが
問題なのはケガに至った経緯です。

例えばイチロー選手のように
練習前のストレッチに2時間も費やし
それでもケガをしてしまうなら
それは仕方ないと言ってあげられます。

2時間は無理でも
10分程度のケアを毎日していたら
やはり
「仕方ないね」と言ってあげられたと思います。

どれほどの効果があるかわかりませんが
低周波治療器も筋膜リリースのマシンもあります。
それを当てながらでも
TVも見れるでしょうし、勉強もできるでしょう。
行儀は悪いけどご飯だって食べられます。

隙間時間にそういうことを一切やらず
「ケガしました!でも明日投げます。」
みたいのはとても許すことはできませんでした。

公式戦の前日という最悪のタイミングが
ボクの怒りを増幅させたことは間違いないでしょう(笑)

実は意外と丈夫?

今回の「肉離れ」による離脱は
長男にとっては2度目のことです。

1度目は小学校時代
ちょうど5年から6年に上がる頃でした。
その時期は
軟式の少年野球最高峰の大会「全日本学童」の予選にあたります。

5年の11月
強豪との練習試合で
予定イニングを投げ切ったあと
泣きながらボクのところにやってきて
「肩が痛い」と言い出しました。

すぐにトレーナーに診てもらう段取りをしました。
「2週間ノースローでその後、痛みの有無で判断しましょう」
ということでした。

3日間くらいは肩の上げ下げに違和感があったようですが
1週間もすれば痛みもなく
すぐにでも投げたい!という様子でした。

オフシーズンですが少年野球は
なんだかんだ試合があったりします。
ですが雨やらなんやらでうまい具合に
投げずに済む期間が続き1ヶ月ノースローで過ごせました。

年が明け最初の大会(1月後半)には投げることができました。
2月後半の全日本学童の予選
マウンドには長男がいました。
が、マウンドでの様子がおかしい!

投球練習での雰囲気がいつもと違うのです!
「大丈夫?」とマウンドの長男に確認すると
物凄く不安そうな顔で
「大丈夫」と言ってきました。

初回をあっさりと抑えてベンチに戻ると
泣いていました。
どうやら痛みが走ったようです。

ノースロー期間がある程度とれたので
痛みが治まっていたようですが
完治してるわけではなかったので
投げはじめたら痛みがでたようです。

ここで初めて
レントゲンを撮ってもらいました。

そして診断の結果は
「リトルリーガーズショルダー」と呼ばれるものです。
と言われました。

「骨端線の離開」がみられるということです。

長男はもちろん我が家としても初の野球による「ケガ」でした。
「骨端線の離開」と言われても
正直「???」でした!(笑)
もちろんネットで検索して色々調べましたが
「ノースローで安静」以外の解決策はなさそうで
ただひたすら待つのみです!

長男はこの「全日本学童」に向けて頑張ってきた(らしい)ので
相当落ち込んでいました。
さらに都合の悪いことに
2週間後には同じく全国大会までつながる
「スポーツ少年団野球大会」の予選も始まります。

その予選に投げることができないという現実が
受け入れられないらしく
落ち込みながらも痛くないアピールをちりばめてきます。

それを見た母親は「私が丈夫に産んであげてれば」と落ち込む始末。
十分に丈夫に産んでくれていますよ!
と伝えたところで
こういう時はテンションなんて上がるはずもなく
どんより過ごしたのを覚えています。

試合には投げられませんでしたが
幸いにしてGW明けくらいからは練習も普段通りできるようになりました。

以後、現在に至るまでケガなく過ごせています。
中学で硬式野球のチームに入団するとき
監督スタッフをはじめ先輩、保護者が見つめる中
所信表明の言葉は
「3年間ケガなく過ごす」でした(笑)

他のチームメイトは「全国制覇」とか
「名門校へ行く」とか
野心にあふれるコメントが多い中
逆にとても目立ってしまいました。

ただ、宣言通り無事にケガなく終え
(大した活躍もしてませんケド…)
高校生になることができました。

今回、久しぶりとなる離脱で
色々なことを考え、行動できるようになってくれれば…
と思います。

してしまった以上は
「ケガの功名」目指してやってほしいです。

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